令和6年度 女性IT人材採用企業インタビュー
2025.08.19
お知らせ
令和6年度福岡県女性IT人材育成事業の「女性IT人材採用サポート」を活用し、女性IT人材を採用されたナレッジソフト株式会社 代表取締役 福本貴支氏 と 取締役 福本みどり氏にお話を伺いました。
【ナレッジソフト株式会社 企業概要】
・代表取締役 福本貴支
・取締役 福本みどり
・事業内容 システムインテグレーション
及びコンサルティング他
・令和6年度「第3回女性と企業の交流会」
に参加し1名の女性IT人材を採用

代表取締役 福本 貴支 氏(T)/取締役 福本 みどり 氏(M)
◆まずは、「女性IT人材採用サポート」を活用したきっかけを教えてください。
T:
他の求人サービスを使って人材募集をしていたのですが、なかなか応募がなく、求人の出し方を模索中でした。そんな時にこの事業を知り、福岡県の取組という安心感もあって、利用させていただきました。
◆「女性と企業の交流会」に参加されたご感想をお聞かせください。

M:
通常の採用では、履歴書や職務経歴書を見てから面接に進む流れですが、それだと実際に働いていただいた時に、書類とご本人のスキルにギャップを感じることがありました。
この交流会では、研修を受けた方が参加されているので、どのくらいのスキルがあるかが見えやすく、企業側としても安心感がありました。

令和6年「女性と企業の交流会」の様子
また、選考に入る前に受講生と企業が直接話せる機会があることで、求人票だけでは伝えきれない会社の特徴や働き方などを説明できるのも良かったです。うちのような小規模な会社では、部署の分け方も大手企業とは違うので、そういった点を事前にお伝えできるのはありがたいですね。受講生の人柄も、書類だけではわからない部分が交流会でよく伝わってきました。
◆受講生の印象はいかがでしたか?
M:
個人差はあると思いますが、この事業を通じて出会った受講生の方々には、安心感がありますね。
◆ありがとうございます。通常のIT講座以外にも、就業にあたっての意識醸成や、柔軟な考え方・自立して動くことなどの心構えをセミナーやワークショップを通じて身につけているからこそ、落ち着いて対応できる方が多いのかもしれませんね。
◆受講生の採用についてお聞かせください。
M:
最初はSE職で求人を出していたのですが、途中で事務職が必要になり、募集内容を変更しました。
交流会のテーブル交流では、他の企業の方が受講生との話が盛り上がってしまい、私たちが話す時間が少なくなってしまったのですが、その後のフリー交流の時間に受講生の方から話しかけてくれて、そこからご縁がつながりました。
◆本当にありがたい出会いでした。トライアル就労をご活用されましたが、いかがでしたか?
M:
長い目で見ようと思っていたので、ゆったりと見守る機会になりました。
採用した受講生の方は、事務経験が少なく、ブランクも長かったので最初は心配もありましたが、トライアル就労を活用したことで、業界未経験ながらも仕事の流れを少しずつ理解してくれて、時間をかけて覚えてもらう良い機会になりました。マニュアルもありましたが、自分なりに工夫してマニュアルを作ってくれていて、よく頑張ってくれています。
T:
Aコースを受講されているのでExcelが得意で、マクロも使いこなしています。最近ではChatGPTを使って調べた内容を持ってきてくれて、「ここまでやってくれているんだ」と感動しました!
◆どんなツールを使ったら業務効率を上げられるかを知っている、ということころも強みにつながりますよね。
T:
そうなんです。最近では逆に私の方が彼女から指摘されることもあります(笑)。
◆受講生の成長が感じられますね。未経験からの入社に対し、それに合わせて貴社が働き方を配慮していただいていることも、とても良いですね。お話を伺っているととても微笑ましく感じます。
M:
私自身も子育てを経験しているので、一歩踏み出す難しさや、家庭との両立の大変さはよくわかります。夏休みを挟むタイミングでの業務では、勤務時間を柔軟に調整したり、他の社員でフォローできる体制を整えたりして、なるべくお母さんにとって働きやすい環境づくりを心がけています。
これからも、惜しみなくいろいろなことを教えて、事務職としての強みを身につけてもらいたいと思っています。
◆受講生自身も「1年前の自分からは想像できない」と話していて、今の働き方の中でスキルアップのチャンスをもらえていること、将来のことも考えてもらえていることに感謝しているようです。可能性は無限にあると感じています。
T:
世の中もどんどん進化していますから、私たちも学びながら前に進んでいかないといけません。これからはAIツールを使いこなせる人が活躍していくと思いますし、我々企業側も将来を見据えて動く必要があると感じています。人材不足が続く中でも、新しい人材を受け入れて、その力をうまく生かしていくことが、これからの成長につながると実感しています。

◆最後に、参加を検討されている企業の方へメッセージをお願いします
T:
「いい出会いがあればいいな」と思っている企業の方は、ぜひ一度交流会に参加してみてください。
実際にお話ししてみると、書類だけではわからない人柄や意欲が伝わってきて、思いがけないご縁につながることもあります。
私たちもこの事業を通じて素敵な出会いがあり、今では一緒に前向きに働いてくれる仲間が増えました。
参加を検討されている企業様にも、ぜひこのチャンスを生かしていただきたいです。
事業活用のきっかけから、採用・受け入れに関する取組などお話を伺ってきましたが、いかがでしたでしょうか?
今年度の「女性と企業の交流会」は10月22日(水)と11月19日(水)に開催します。
人材不足にお悩みの企業のみなさま、ぜひご参加ください。みなさまとお会いできるのを楽しみにしております。
2025.08.19
お知らせ
令和6年度福岡県女性IT人材育成事業の「女性IT人材採用サポート」を活用し、女性IT人材を採用されたナレッジソフト株式会社 代表取締役 福本貴支氏 と 取締役 福本みどり氏にお話を伺いました。
【ナレッジソフト株式会社 企業概要】
・代表取締役 福本貴支
・取締役 福本みどり
・事業内容 システムインテグレーション
及びコンサルティング他
・令和6年度「第3回女性と企業の交流会」
に参加し1名の女性IT人材を採用

代表取締役 福本 貴支 氏(T)/取締役 福本 みどり 氏(M)
◆まずは、「女性IT人材採用サポート」を活用したきっかけを教えてください。
T:
他の求人サービスを使って人材募集をしていたのですが、なかなか応募がなく、求人の出し方を模索中でした。そんな時にこの事業を知り、福岡県の取組という安心感もあって、利用させていただきました。
◆「女性と企業の交流会」に参加されたご感想をお聞かせください。

M:
通常の採用では、履歴書や職務経歴書を見てから面接に進む流れですが、それだと実際に働いていただいた時に、書類とご本人のスキルにギャップを感じることがありました。
この交流会では、研修を受けた方が参加されているので、どのくらいのスキルがあるかが見えやすく、企業側としても安心感がありました。

令和6年「女性と企業の交流会」の様子
また、選考に入る前に受講生と企業が直接話せる機会があることで、求人票だけでは伝えきれない会社の特徴や働き方などを説明できるのも良かったです。うちのような小規模な会社では、部署の分け方も大手企業とは違うので、そういった点を事前にお伝えできるのはありがたいですね。受講生の人柄も、書類だけではわからない部分が交流会でよく伝わってきました。
◆受講生の印象はいかがでしたか?
M:
個人差はあると思いますが、この事業を通じて出会った受講生の方々には、安心感がありますね。
◆ありがとうございます。通常のIT講座以外にも、就業にあたっての意識醸成や、柔軟な考え方・自立して動くことなどの心構えをセミナーやワークショップを通じて身につけているからこそ、落ち着いて対応できる方が多いのかもしれませんね。
◆受講生の採用についてお聞かせください。
M:
最初はSE職で求人を出していたのですが、途中で事務職が必要になり、募集内容を変更しました。
交流会のテーブル交流では、他の企業の方が受講生との話が盛り上がってしまい、私たちが話す時間が少なくなってしまったのですが、その後のフリー交流の時間に受講生の方から話しかけてくれて、そこからご縁がつながりました。
◆本当にありがたい出会いでした。トライアル就労をご活用されましたが、いかがでしたか?
M:
長い目で見ようと思っていたので、ゆったりと見守る機会になりました。
採用した受講生の方は、事務経験が少なく、ブランクも長かったので最初は心配もありましたが、トライアル就労を活用したことで、業界未経験ながらも仕事の流れを少しずつ理解してくれて、時間をかけて覚えてもらう良い機会になりました。マニュアルもありましたが、自分なりに工夫してマニュアルを作ってくれていて、よく頑張ってくれています。
T:
Aコースを受講されているのでExcelが得意で、マクロも使いこなしています。最近ではChatGPTを使って調べた内容を持ってきてくれて、「ここまでやってくれているんだ」と感動しました!
◆どんなツールを使ったら業務効率を上げられるかを知っている、ということころも強みにつながりますよね。
T:
そうなんです。最近では逆に私の方が彼女から指摘されることもあります(笑)。
◆受講生の成長が感じられますね。未経験からの入社に対し、それに合わせて貴社が働き方を配慮していただいていることも、とても良いですね。お話を伺っているととても微笑ましく感じます。
M:
私自身も子育てを経験しているので、一歩踏み出す難しさや、家庭との両立の大変さはよくわかります。夏休みを挟むタイミングでの業務では、勤務時間を柔軟に調整したり、他の社員でフォローできる体制を整えたりして、なるべくお母さんにとって働きやすい環境づくりを心がけています。
これからも、惜しみなくいろいろなことを教えて、事務職としての強みを身につけてもらいたいと思っています。
◆受講生自身も「1年前の自分からは想像できない」と話していて、今の働き方の中でスキルアップのチャンスをもらえていること、将来のことも考えてもらえていることに感謝しているようです。可能性は無限にあると感じています。
T:
世の中もどんどん進化していますから、私たちも学びながら前に進んでいかないといけません。これからはAIツールを使いこなせる人が活躍していくと思いますし、我々企業側も将来を見据えて動く必要があると感じています。人材不足が続く中でも、新しい人材を受け入れて、その力をうまく生かしていくことが、これからの成長につながると実感しています。

◆最後に、参加を検討されている企業の方へメッセージをお願いします
T:
「いい出会いがあればいいな」と思っている企業の方は、ぜひ一度交流会に参加してみてください。
実際にお話ししてみると、書類だけではわからない人柄や意欲が伝わってきて、思いがけないご縁につながることもあります。
私たちもこの事業を通じて素敵な出会いがあり、今では一緒に前向きに働いてくれる仲間が増えました。
参加を検討されている企業様にも、ぜひこのチャンスを生かしていただきたいです。
事業活用のきっかけから、採用・受け入れに関する取組などお話を伺ってきましたが、いかがでしたでしょうか?
今年度の「女性と企業の交流会」は10月22日(水)と11月19日(水)に開催します。
人材不足にお悩みの企業のみなさま、ぜひご参加ください。みなさまとお会いできるのを楽しみにしております。